
こんにちは!「クボタ歯科医院」です!
皆さんは「むし歯」と「虫歯」どちらの表記を使いますか?
私は日々の診療で患者様に説明するときや、検診の際に「むし歯」と書いたりすることがよくあります。
最近ではパソコンで文章を入力する機会も増えましたが、「むし歯」と入力すると「虫歯」と変換されることが多いですよね。
一般的には「虫歯」と書く方のほうが多いかもしれません。
でも、私は以前からこの「虫歯」という表記に、少し疑問を感じていました。
「虫歯」と書くと、なんだか青虫が葉っぱを食べるように、虫が歯をムシャムシャ食べているようなイメージが浮かんでしまうのです(笑)。
では、歯科医療ではどのように表記するのでしょうか?
歯科では「齲蝕(うしょく)」といいます
歯科の教科書や診断名などでは、「むし歯」を**「齲蝕(うしょく)」**と表現します。
「齲」という漢字には、「むしばむ」という意味があります。
つまり、「齲蝕」は歯がむしばまれていく状態を表した言葉です。
改めて「むし歯」と「虫歯」のどちらが正しいのか気になり、調べてみました。
すると、全国小児歯科開業医会のホームページに、この表記についての説明が掲載されていました。
そこでは、子どもたちへの教育や啓発などの観点から、「むし歯」という表記を使用することが推奨されています。
「虫歯」と表記すると、特に小さな子どもたちが「虫が歯を食べることでむし歯になる」と誤解してしまう可能性があるためです。
実際には、むし歯は「虫」が歯を食べているわけではありません。
むし歯菌が作り出す酸によって、歯の表面から少しずつ溶かされていくことで起こります。
そのため、学校保健や学校歯科保健の分野でも、「むし歯」という表記に統一していく取り組みが行われてきました。
これからは「むし歯」で!
こうして調べてみると、「むし歯」と表記することには、単なる好みではなく、子どもたちに正しくむし歯の仕組みを理解してもらうための理由があることが分かります。
私もこれからは、できるだけ「むし歯」と表記していきたいと思います。
皆さんも「虫歯」という文字を見かけたら、
「虫が歯を食べているわけじゃないんだよな……」
と思い出していただければと思います(笑)。
ちなみに、歯科医院では「齲蝕(うしょく)」という言葉もよく使います。
「むし歯」「虫歯」「齲蝕」――どれも同じ病気を指す言葉ですが、表記にはちょっとした理由があるんですね。
クボタ歯科医院では、患者様にできるだけ分かりやすく、正しい情報をお伝えできるよう、これからも丁寧な説明を心がけていきます。「むし歯かな?」と思ったら、痛みがなくても一度チェックしてみることをおすすめします。





